Amazonが先月、2022年後半にLAにアパレルストアをオープンすると発表しました。
店舗のサイズは約30000平方フィートと大きく、店舗がオープンするエリアには、Nordstrom、Urban Outfitters,J Crew, H&Mなどのカジュアルアパレルブランドの店舗が並んでいるそうです。
Amazonは2002年から彼らのプライベートアパレルブランドの商品をオンラインにて販売していますが、消費者が店舗で実際に商品を手にしたい、試着したいという声が多いことから今回の店舗オープンが決定したようです。ロックダウンが始まってから特にオンラインショッピングが増えてきていますが、US Cesus のサーベイによると、リテールストアの売上の約85%は実店舗での売上となっているそうです。
一般的な店舗の商品陳列とは違い、Amazon Styleの店舗の店頭には各商品が1品ずつのみ陳列される予定のようです。また、通常の服の購入時の流れとは少し違った仕組みになっています。
- 店内に陳列されている商品で商品を試着したい、または購入したい場合、商品のタグについているQRコードをAmazon Shopping Appでスキャン。
- 試着なしで購入したい場合はQRコードをスキャン後、購入する を選択すると店内にあるピックアップカウンターに商品が運ばれてくる。
- 試着したい場合はQRコードをスキャン後、試着したいサイズ、色を選択すると、試着室へ商品が運ばれる。
- 試着室にはタッチパネルがあり、違うサイズの試着の依頼やAmazonのアルゴリズムが試着している服に似たタイプの商品や試着している服に合わせて購入したらよい商品を進めてくれる機能がついている。
消費者に、店内でよりユニークな体験をしてもらうため、Amazonだけではなく他の有名ブランドも似たような試着室の仕組みをもうすでに取り入れているようです。
Nikeのフラッグショップでは、NikeのAppメンバーに向けて、Amazon ストアと同じような仕組みがすでに使用されていて、さらに各試着室にはそれぞれ違う照明オプションが設置されており、消費者が自分の好きな照明の設定で服や靴をス着できるようになっています。
また、American Eagle では、試着室に設置されたタッチスクリーンから、他のサイズや似た商品の試着の依頼をできるシステムを使用しているようです。
今のところ、Amazon Styleの店舗はLA意外にさらに拡大するかどうかは定かではない様ですが、この一店舗目が軌道に乗れば、店舗を増やす計画でいるようです。
2015年にシアトルに2店舗ブックストアをオープン後、Whole Foodの店舗を買収、Whole Food 意外のグローセリーライン、Amazon Freshの店舗などを増やし、2022年時点で611店舗をもつAmazon、今後、どのように変化していくのか見どころです!